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<基本方針>

「組織・まち・ひと」づくりの原点回帰と未来進化

「志」
それは、与えられた人生において、己のためだけでなく
多くの人々のために、そして、世の中のために
使命感をもって何かを成し遂げようとする決意である

<はじめに>

1950年、私たち広島青年会議所は「郷土の復興と経済の発展は我々の手で成し遂げる」という高き志を抱いた24名の青年たちにより創立されて以来、明るい豊かな広島の創造に向け、まちづくり・ひとづくりを使命とし、運動を展開してきました。この創始の精神を受け継いだ青年たちは、幾多の困難を乗り越え、戦後復興と高度経済成長を支え今日の発展に大きく貢献し、「現在(いま)」という未来を創り上げてきたのです。時代がどんなに変化しようとも、この創始より受け継ぐ「志」は不変であり広島青年会議所の原点なのです。

私たちは昨年31年ぶり4回目の全国大会主管を成し遂げ、組織の結束を深め、さらに地域連携の強化という成果を得ることができました。それは、まちづくり・ひとづくりへの使命感を進化させる原動力となっていきます。

過去から受け継がれてきたものが
運動の過程において新たな価値を纏い
未来へ進化しながら輝きを増していく

私たちは伝統の継承者であると同時に、変革の能動者であり続けなければなりません。これからも地域から最も頼られる青年団体として、伝統的な様式美の継承と時代に合わせた変革をしながら、運動を推し進めていきます。また、全国大会を通じて得ることのできた強固な組織力と新たな地域連携を基軸として、さらなる地域社会の発展を図っていくのです。

2017年度は未来に向けて新たな広島のまちと、あるべき広島青年会議所の姿に進化を遂げる起点となる1年なのです。

<品格ある個の集う伝統ある強固な組織>

広島青年会議所は、修練・奉仕・友情のJC三信条のもと、先輩諸兄や企業、家族の支援を受けながら、地域社会の発展に貢献すべく日々運動をおこなっています。これからも私たちの運動を推し進めていくためには、支援してくださる方々との協力体制を構築し、共に歩みを進めていかなくてはなりません。

また会員一人ひとりは、歴史と伝統を受け継ぎながら規律を守り、リーダーシップやフォロワーシップの機会を通じて自己の成長に繋げてきました。同時にその成長の機会を通じ、集団における秩序や調和、礼儀を学び、青年経済人としての品格を醸成しています。その個の集合体こそが広島青年会議所が誇るべき宝なのです。

この組織がさらに未来に向けて進化しながら輝きを増していくためにも、伝統を受け継ぎながら、原点を見つめ直し、時代の変化にもしなやかに対応できる力ある組織を志しましょう。

さらに、会員拡大活動を通じて、その時代を生きる若き強い力を取り込むことにより強固な組織への進化は加速するはずです。会員一人ひとりが情熱をもってJC運動の素晴らしさを伝え、一人でも多くの仲間を増やす行動を志しましょう。

<まちと共鳴するネットワークを確立する>

これまで広島青年会議所は、事業についての広報を中心に情報を発信してきました。未来へ向けてJC運動をより効果的なものとするためには、まず広島青年会議所の名を広め、その上でどのようなJC運動を展開しているのかを知ってもらうことで、市民と思いを共有し、まちに良き理解者を増やしていくことが必要です。

人は自分たちの想像を超える出来事を目の当たりにしたとき、初めて感動し共感を覚えます。時代の流れを把握し、市民は何に共感するのかを調査・研究した上で全国大会を通じて形成されたマスメディアとの連携や新たな広報手段を積極的に活用しながら、「おもしろい」広報を通じたムーブメントを起こしましょう。そして、広島青年会議所とまちが共鳴するネットワークの確立を志しましょう。

<市民自ら地域の未来を切り拓く>

まちを構成するのは市民です。市民一人ひとりが相集い力を合わせることで、まちをどのような形にも創り上げることができます。70年は草木も生えないといわれた広島が、世界中から人々が集う現在のまちの姿にまで復興できたのも、多くの市民が自ら考え行動を起こしてきた成果なのです。

しかし現在はどうでしょうか。旧広島市民球場跡地問題に代表される多くのまちの課題を市民は自分のことのように考え、行動に移しているでしょうか。客観的に異論を唱えるだけになってはいないでしょうか。

私たち広島市民には誇り高き先人たちの血が流れています。市民自らの行動があってこそ、みんなが愛する広島のまちが実現するのです。市民一人ひとりが広島の抱えるまちの課題に対し真剣に考え行動するとともに、市民の力によって行政の意識変革も引き起こすことができる、市民が先導するまちづくりを志しましょう。

<夢を実現できる人間力を育む>

デジタルツールの普及により容易に情報や知識を手に入れることのできる環境となった近年、急速に私たちの生活は便利になりました。その一方で、人と人とが顔を向き合わせたコミュニケーションが希薄となり、本来あるべき人間関係の構築や実社会で生き抜く能力の低下が社会問題となっています。

そのような現代社会で生きる次世代を担う若者たちには、多様な価値観や感性に触れることで心を豊かにする情操教育が必要なのです。情操教育で得た素地がなければ夢を実現することのできる人間力を身につけた人材となることはできません。

これまで私たちは、広島で夢に向かって懸命に活動する若者を応援してきました。その若者たちの活躍は地域の活気となってきたのです。これからも、様々な夢を描き、次世代へ夢を繋いでいける若者を創出し続けることを志しましょう。

<スポーツのもつ力で未来の選択肢を拡げる>

広島は、広島東洋カープやサンフレッチェ広島をはじめ、スポーツチームを多数有するスポーツ王国であり、地元スポーツチームの活躍は市民に夢を与え、明日を生きる活力となっています。

スポーツには身体を動かす人間の欲求に応え、精神的充足や楽しさ、さらに喜びをもたらす内在的な価値をもたらすとともに、青少年の健全育成や地域社会の再生、心身の健康の保持増進、社会や経済の活力の創造など、生活において多面にわたる役割を担うことが示されています。

しかしながらスポーツの始まりはもともと「遊び」なのです。社会を取り巻く環境変化の影響もあり、近年では子供の遊び場の減少も叫ばれています。子供たちは子供らしい体験を通じ、自己成長の場を得られているのでしょうか。スポーツに参加する中で楽しさや喜びを感じることは、子供たちの成長過程で欠かせないものであり、スポーツを通じて醸成される精神は、自らの未来への可能性を切り拓く力となります。

子供たちがスポーツを身近に感じ、夢や希望をもつことのできるまちの創造を志しましょう。

<新たな平和観の創造>

2016年5月27日、歴史上初となる現職アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマ氏の広島訪問は、世界恒久平和に向けた国際的な気運を高める歴史的な機会となりました。

国際平和文化都市広島は自然災害や紛争の被害、傷跡から立ち上がろうとする国にとって希望のまちであり続けるとともに、私たち広島青年会議所も平和の大切さを訴え続け、人々の努力と協力があればどんな苦境からも明るい未来を生み出せることを全世界に発信してきました。また、広島市民としての使命である平和への思いを継承し、行動しながら発信していくひとも創出し続けてきたのです。

未来に向けて思いや言葉を伝え、平和を願う人々の心のよりどころとして世界に希望を発信し続けるには、次世代を担う若い力が必要です。過去から学び、世界の平和を考え、若い世代と手を取り合い、世界中から平和を願う人々が集う笑顔溢れるまちの創造を志しましょう。

<広島愛が導く世界に誇れるまち>

広島は世界遺産である原爆ドームや厳島神社をはじめ、風光明媚な多島美を誇る瀬戸内海やなだらかで美しい山容の中国山地など多彩な魅力に溢れています。また、そこに根付く広島人の気質や風土、歴史や伝統芸能など独自の文化も広島の魅力のひとつです。この広島独自の文化を継承し、同時に新たな文化を創出していくことで、広島のまちは輝きを増し、国内外問わず、多くの広島のファンが生まれるのです。そして、この過程において育まれる郷土への誇りや愛着を深める人材が数多く生み出されることは、広島のまちの発展に大きく寄与します。

魅力的なまちが魅力的なひとを創り、その双方に魅せられた人々が広島のファンとなり、このまちに集うことで広島はさらに活気づいていくのです。訪れた多くの人々が自ら広島の魅力を発信する、世界に誇れるまちを志しましょう。

<地域連携の拡張>

昨年、私たちは全国大会を主管し多くの学びと経験を得ました。この達成感は今後の広島のまちづくり・ひとづくりに対する原動力となり、LOMを挙げてひとつの大きな目標に向け歩んでいくことの重要性を改めて感じる契機となりました。

2011年度に立ち上がった「広島キッズシティ」は、行政や企業、様々な団体だけでなく、何よりも参加する市民から賛同を得る事業へと成長を遂げました。将来を担う子供たちにとって、大きな経験と体験の場であるこの事業を地域の宝として未来へ繋いでいかなければなりません。

そのためにも7年目を迎える本年度は、改めて広島青年会議所が主軸となり、新たな可能性を模索するとともに、さらなる地域連携の輪の創出を志しましょう。